自治医科大学

自治医科大学と県のかかわり

1 自治医科大学の紹介

 自治医科大学は、へき地や離島などの地域住民の医療を確保し、住民の健康増進や福祉の充実を目指す医師の養成を目的として、全国の都道府県の共同により設立された大学です。
 毎年、全都道府県から2~3名ずつ入学者が選抜され、全員に対し学費が全額貸与されます。卒業後、医師として出身都道府県のへき地の公立病院等に一定期間勤務すれば、貸与された学費の全額が返還免除となります。
 地域枠との大きな違いは、一人でもへき地で医療を提供していける医師を育てることを意識し、教育が行われているところです。

 

2 卒後の進路

 自治医科大学を卒業し、医師国家試験に合格すると、学費貸与年数の1.5倍の期間は県職員の身分になります。最初の2年間は、県立中央病院で臨床研修を受けていただきます。
 卒業後3~4年目の身分は県職員と勤務先の市町村職員の併任となります。県内のへき地等の医療機関に勤務し、先輩職員の指導の下、地域医療に従事していただきます。
 5年目以降は1年間の後期研修を受けることができ、身分は県職員となります。県内だけでなく県外の医療機関で研修を受けることが可能です。後期研修後は、県内のへき地等の医療機関に戻り、県職員と市町村職員の併任として勤務することになります。

卒後年数 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目以降
勤務・研修先

臨床研修

へき地など医療機関勤務 後期研修 へき地など医療機関勤務 本人選択
勤務・研修内容 青森県立中央病院 へき地の医療機関に勤務し、指導医のもとで地域医療に従事する。 希望する病院 へき地の病院や診療所又は医師の不足している地域の病院に勤務し、地域医療に従事する。
身分 青森県職員 青森県職員
[ 青森県職員・勤務先の市町村職員と併任 ]
青森県職員 青森県職員
[ 青森県職員・勤務先の市町村職員と併任 ]
義務期間 義務期間(9年)

※平成31年度以降の入学者はキャリア形成プログラムが適用されます。キャリア形成プログラムについては青森県庁ホームページをご覧ください。

 

3 義務年限

 通常、6年間で卒業された場合は、1.5倍の9年間が義務期間となります。
 義務期間が終了すると、ご自身で進路を選択できます。

 

4 勤務先の決定

 後期研修を除く義務期間中の勤務先は、県立中央病院(病院局運営部)が、配置基準に基づき決定します。

※「へき地」とは、山奥の村や遠く離れた小さな島などの「人が住んでいるけど、病院が近くになく、とても不便な場所」のことです。

 

進学説明会

 青森県では、依然として、へき地に勤務する医師が不足している状況にあるため、自治医科大学の建学趣旨・教育内容・入試情報、本県の医師確保の状況などに関する進学説明会を開催しています。

開催時期

時 期

7月下旬~8月中旬

場 所

青森会場及び八戸会場の2会場

 ※自治医科大学のパンフレットや募集要項の他、記念品等を配付する予定です。
 
説明会内容
  • 進学説明会と自治医科大学の概要
  • 入学試験と募集要項
  • 入試体験談
  • へき地医療に関するワークショップ(教育内容、学校生活など)
  • 卒業後の進路や研修
  • 質疑応答
開催例
  • 令和4年7月30日(土) 25人参加
  • 令和4年7月31日(日) 32人参加  ※いずれもオンライン開催

過去の説明会の様子

青森会場(青森県立青森高校)

八戸会場(青森県立八戸高校)
参加申込み
 例年、6月から7月にかけて、医ノ森への掲載や各高校あてにお知らせしています。
 進学説明会への参加を希望される方は、高校を通じてお申込みいただくか、医ノ森の問い合わせフォームからお申し込みください。
 保護者の方の参加もお待ちしています。

 

入試情報

入学試験の日程等については自治医科大学入試情報ページからご確認いただけます。

参考:自治医科大学ホームページ